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ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル シリーズ4代目)の詳細レビュー
本日はThinkPad X1 Carbon (2016年モデル シリーズ4代目) TYPE番号 「20FB-CTO1WW」(P/N : 40A60045JP)のレビューをアップします。隅々までしっかりと見て書いていますので今回ブログとしては長文、長尺です。
それではThinkPad X1 Carbonレビューを始めます。

ThinkPad X1 Carbon レビュー

このモデルには超薄型、軽量の14 型 高解像度2K液晶搭載です。IPSパネル採用で視認性もきわめてよく、写真の表示にも適した自然な色調です。

ちなみにカスタマイズでは「LED バックライト付 14.0型 WQHD IPS液晶 (2560x1440)、光沢なし」と「LED バックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920×1080)、光沢なし」が選べます。

ThinkPad X1 Carbonの液晶

2K (2560 x 1440) 解像度のアンチグレア液晶にはテキストも画像も鮮明に表示できます。Windows 10ではシステムフォントの文字サイズの変更に対応しているので、高解像度の液晶だからと言って、文字が小さくなりすぎて見にくくなるという心配はいりません。

PCIe NVMe SSD ストレージを搭載しているので電源ONから、Windowsの起動、目的のアプリの起動までもが短時間で可能です。ファイルやアプリケーションを開く速度が SATA SSD の 2 倍以上ということで、体感速度でも速いことが分かります。


画面の180度の展開

ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル)も上位グレードのThinkPadではおなじみの180度水平展開が可能です。もっと開いてマルチモードでの利用をしたいのであれば、ThinkPad X1 Yogaを選ぶとよいと思います。


ThinkPad X1 Carbon キーボード

ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル)の日本語キーボードは、フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、ThinkPadクリックパッド(3+2クリックパッド)、バックライト・キーボード搭載です。キーボードは防滴下仕様です。

ThinkPad X1 Carbon トラックポイントとタッチパッド

ポインティング・デバイスにはTrackPoint + ThinkPadクリックパッド(3+2クリックパッド)を搭載しています。ThinkPadクリックパッドはサイズも大きく、Windowsのジェスチャー操作もしやすく、手前側の左右を押してのクリックにも対応しています。

ThinkPad X1 Carbon モデル名ロゴ

モデル名は、「X1 Carbon」のロゴが液晶画面の右下の定位置にマークされています。ヒンジは非光沢のメタリックタイプで小型になりましたが角度の調整はスムースです。


ThinkPad X1 Carbonの天板

人工衛星に使用するカーボン・ファイバーを素材にThinkPad X1 Carbonは製造されており、素材の持つ独特の黒色が渋いです。


ThinkPad X1 Carbonを開いた時の左側面

こちらはThinkPad X1 Carbonを開いた時の左側面の写真です。PC自体が薄さ16.45mmとかなり薄くなっていますが液晶もとても薄くなっています。

ThinkPad X1 Carbonの前側面

ThinkPad X1 Carbonの前側面には何もインターフェースポートはありません。片手で開けやすいノッチレスの天板です。


ThinkPad X1 Carbonの右側面

ThinkPad X1 Carbonの右側面には、マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック、USB 3.0 x 2、HDMI x1、セキュリティー キーホールが装備されています。


ThinkPad X1 Carbonの左側面

ThinkPad X1 Carbonの左側面には、電源アダプターを接続するDC-In、Lenovo OneLink+ x 1、miniDisplayPort x1、Powered USB 3.0 x 1が装備されています。


ThinkPad X1 Carbonの背面

ThinkPad X1 Carbonの背面には、左右のヒンジの間に空冷ファンの排気口とMicroSDとSIMスロットが装備されています。排気口は多くのThinkPadで左側になっていることが多かったのですが設計が変更されています。

MicroSDとSIMスロットのカバー

MicroSDとSIMスロットは背面の右寄りにあります。
最近はモバイル用途のThinkPadでは少なくなっていた背面へのインターフェースの装備です。SIMカードは頻繁に交換しないとしても、メモリカードの方はある程度の頻度で媒体を交換することがあると思いますが、クラウド活用(オンラインストレージ)を志向しているのでしょう。

MicroSDとSIMスロット

microSDメディアカードリーダーが標準搭載で、ほかの規格のメモリカードスロットのの搭載には対応していないようです。私の場合、高解像度の画像を大量に処理(デジタル一眼の現像やリサイズなど)は速度と信頼性を考えると今まではフルサイズのSDメモリを使っていたので少し不満です。仕方がないのでカメラ側にSDアダプター+microSDメモリカードで対応することにしました。


ThinkPad X1 Carbonの底面

ThinkPad X1 Carbonの底面は丸型ゴム足2つと長方形ゴム足2つ以外は突起物もなく、フラットです。通気口にはすべて内側にメッシュが貼られていて、異物混入をしっかり防げるようになっています。PC本体にはDolby Audio Premium機能付きデジタルマイクロフォン/ステレオスピーカーを内蔵しており、左右に縦にあるのがスピーカーです。丁度、角度がつけられて、設置時に空間ができるので音は悪くはないです。

ThinkPad X1 Carbonに関しては、粉塵、振動、高温、低温、海抜高度、水、湿気、太陽放射、カビなどの条件がきわめて悪い過酷な環境で、10 数項目にわたるMIL-SPECテストに合格しているとのことです。

4th Generation Lenovo ThinkPad X1 Carbon

ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル シリーズ4代目)の証拠として、底面に4th Generation Lenovo ThinkPad X1 Carbonとレーザーマーキングされています。



ThinkPad X1 Carbon 内蔵カメラ

720p HDカメラを搭載しているのでSkypeなどのビデオ通話、オンライン会議の参加に便利です。
Dolby オーディオ対応スピーカーと HD Web カメラはSkype for Business 認定済みですので、快適に利用できました。

電源ボタン

上位モデルということもあり、電源ボタンについても上質な質感がありました。電源ON時には緑のLEDが点灯します。


ThinkPad X1 Carbon ロゴと指紋センサー

ThinkPad X1 Carbon には指紋センサーが標準搭載になり、パームレスト近くに指紋センサーがあります。Windows Helloによる生体認証機能に対応しています。ログオンのたびにパスワードを入力することなく利用できるので便利でしかもセキュアです。


IntelのホログラムとUltrabookシール

パームレストの左隅はIntelのCore i7ホログラムとUltrabookのシールが貼られています。ハードウェアのセキュリティーを高める専用のチップ、Trusted Platform Module (TPM) も搭載です。


キーボードバックライト点灯

キーボードバックライトは、キーボードに白色LEDを内蔵してあり、キートップの隙間から光るようになっています。点灯はFn+スペースキーでコントロール可能で、消灯、点灯(弱/強)に調整できます。部屋の明かりを落としていても使わなければならない時に大活躍です。


キーボードの打鍵

打ちやすさに定評のあるThinkPadキーボードは健在で、PCは薄型化していてもしっかりとキーストロークは確保されています。

トラックポイントの使用感

トラックポイントは、薄型化に伴って新たにスーパーロープロファイル・ポイントキャップが採用されましたが、特に違和感はないです。キーポジションを維持したまま指先の感触でカーソル操作が可能です。


タッチパッドの使用感

タッチパッドの使用感もとても良好、きちんと機種に合わせてチューニングされているので画面が高解像だからといって指先の移動量は多くなるわけではないので安心です。


ThinkPad X1 Carbon 周囲からの見え方

ThinkPadを買って、使っているときに周囲からどのように見えるかというとこんな感じです。天板の黒はマットで落ち着いた質感、ThinkPadロゴは目立つもののLenovoロゴが右隅に黒色で縦に入るように変更されたことでシンプルで上品なイメージです。


天板のThinkPadロゴ

天板のThinkPadロゴをズームアップ。

天板のLenovoロゴ

天板のLenovoロゴをズームアップ。


ThinkPad X1 Carbon

ThinkPad X1 Carbonのパッケージは従来の段ボール箱の中に化粧箱が入っています。ビジネスPCとはいえ、所有する喜びを感じます。


ThinkPad X1 Carbonの化粧箱

コレクションにしたくなるThinkPad X1 Carbonの化粧箱です。しっかりとしてつくりで内部も観音開きのような構造でよくできていました。


ThinkPad X1 Carbon

ThinkPad X1 Carbon 第4世代の物理的な仕様としては、次のようになっています。
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) 約 333x229x14.95-16.45mm
質量(バッテリー・パック、を含む) 約 1.18kg

14型で1.2kg未満というのはとても軽く感じます。ちなみに液晶が一回り小さいThinkPad 13は1.44kgもあります。剛性を確保したうえでの軽量化はカーボーンファイバー素材をボディに使っていることにアドバンテージがありますね。

レノボによるMobileMark 2014 を使用して 3 種類の製品構成をテストした結果として、最長 9.8 時間のバッテリー駆動が可能です。


ACアダプター MODEL:ADLX45NCC2A、FRU PN:45N0475

付属のACアダプターは定格は 入力:AC100-240V、1.5A、50−60Hz、出力:20V、2.25A、45Wです。
別売りのThinkPad WiGig ドックのACアダプターも同じ45Wなので共通につかえます。

有線LAN接続ケーブル(OneLink+からRJ-45ポート)

PC本体は薄型化によりRJ-45ポート非搭載です。有線でのネットワーク接続が必要な場合にはX1 Carbonに同梱のThinkPad Onelink+ イーサネットアダプターで接続します。

ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル シリーズ4代目)は鮮新世はさることながら極めて高い完成度でお薦めです。


私のお薦めThinkPad X1 Carbon構成

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【米沢生産モデル】【最新世代!】ThinkPad X1 Carbon:高解像度ディスプレイ搭載プレミアムパッケージ

販売価格: ¥292,680
E-クーポン適用後¥169,754 (税込・送料無料)
Eクーポンで 42%OFF!


プロセッサー
 インテル Core i7-6600U プロセッサー (2.60GHz, 4MB)

初期導入OS
 Windows 10 Home 64bit

ディスプレイ
 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)

グラフィックス
 インテル HD グラフィックス 520

メモリー
 8GB LPDDR3 1866MHz (オンボード)

ハード・ディスク・ドライブ
 512GB ソリッドステートドライブ SATA

ワイヤレス
 インテル Dual Band Wireless-AC 8260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro対応

標準保証
 1年間 引き取り修理

バッテリー
 4セル リチウムイオンバッテリー (52Wh)


⇒ThinkPad X1 Carbonの構成をカスタマイズ

お薦めのカスタマイズ
512GB ソリッドステートドライブ (PCIe-NVMe) [+¥19,440]

インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2x2、WiGigおよびvPro対応) + Bluetooth 4.1 [+¥2,160]

WiGigの利用には別途WiGigドック(別売)が必要となります。現在周辺機器のページにて同時購入限定特別価格を実施中です。

WiGigドックを今すぐ買わないとしても内蔵のワイヤレス機能については後から増設するのは容易ではないため、インテル Dual Band Wireless-AC 8260(2x2)ではなく、インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2x2、WiGigおよびvPro対応) にしておいた方がよいでしょう。


■製品ページ
ThinkPad X1 Carbon
https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/thinkpad/thinkpad-x-series/thinkpad-x1-carbon-(5th-gen)/22tp2txx15g
旧URL https://www.lenovo.com/jp/ja/notebooks/thinkpad/x-series/ThinkPad-X1-Carbon-5th-Gen/p/22TP2TXX15G
旧URL http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x1-carbon/


■関連レビュー記事
ThinkPad X1 Carbon レビュー (2016年モデル シリーズ4代目)のベンチマーク
第6世代 インテル Core i7 プロセッサー、NVMe-PCIe接続のSSDの実力を評価しました。

ThinkPad WiGig ドック (40A60045JP)のレビュー
ThinkPad WiGig ドックは対応したThinkPadとワイヤレス接続するドック。デスクトップ・ハブとして、机上のスペースをケーブルに邪魔されることなく、LAN、ディスプレイ出力、USB ポートなどを使用できます。ThinkPad X1 Carbonとの活用で気になるスループットも計測したThinkPad WiGig ドックの評価レポートです。


以上、ThinkPad X1 Carbon (2016年モデル シリーズ4代目)の詳細レビューでした。



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