ThinkPad 8 レビュー
2015.06.20 Saturday | category:レビュー
Windowsが片手で持ち歩けるタブレットPC「ThinkPad 8」(製品番号:20BN-CTO1WW)のレビューです。今回のThinkPad 8 レビューではWindowsタブレットの力を存分に発揮できる高解像度8型IPS液晶、タッチパネルの使用感について詳しく書きます。
デスクトップPCや中〜上位グレードのノートPCで主流の1920×1080解像度の上を行くWUXGA 1920×1200の高解像度です。IPSパネル採用で視認性は極めて良好、デスクトップ環境と同様に使えます。VPN+Windows リモートデスクトップで会社あるいは自宅PCへ接続すれば、いつでもどこでも同じ環境で使えるようにできますね。
ThinkPad 8 は片手でつかめる最大サイズを目安に設計されているようです。ケースは金属製なのでタフ、質感も優れています。質量は約430g、本体寸法は約224.3x132x8.8mmです。
画面の黒フチのサイズは 上側 22mm、左右 10mm、下側 24mm (実測)です。
少し上下のフチが大きいかなと思っていたのですが、実用するうえではこれくらい持つ部分が空いていないとタッチして誤操作してしまうので、使ってみて納得のデザインでした。フチの上側にはカメラが内蔵されており、下側にはタッチ式のウィンドウズホームボタン(Windowsボタン)があります。
Windows 8のスタートのタイルは賛否両論というか既存のPCユーザーは否定的な感想を持ちましたが、ThinkPad 8ユーザーにとっては賛成になると思います。ちょっとした待ち時間に片手で持ちながら操作するような場合には、このUIデザインが使いやすいです。メールチェックやネットで情報収集したり、地図や経路確認に大活躍です。
8.3インチ高画質IPS液晶(縦横比16:10)、解像度 WUXGA(1,920×1,200)はデスクトップも広いです。予定のキャンセルなどでスケジュールが空いてしまったときに、出先で仕事するのにも動画(特に映画)を見てリラックスするのにもいいです。ThinkPad 8にすれば、タブレットとモバイルPCの2台持ちから解放させてくれるWindows環境が得られます。
Bluetooth v4.0対応で、ワイヤレスのキーボードやマウスが使えるので、初期セットアップの際に環境構築するのに役立つばかりか、モバイルPC代わりにもなります。
マルチタッチパネル(10点) 対応のタッチスクリーンは視差も少なくタッチは良好ですが、タッチを想定していないモバイルフレンドリーじゃないWebページの近接したリンクを指先でクリックするのは至難の業です。スマホ&タブレット対応のWebサイトでも、Windowsを利用しているためか自動切替にはならない点は注意です。私の場合は先がゴム製のタッチペンを利用しました。
ThinkPad 8 表面はフラットで「ソーダライムガラス」と比較して6倍の強度を持つ「ドラゴントレイルガラス」を採用しているので衝撃による破損や擦り傷に高い耐久性があります。保護フィルターも発売されていますが、私には不要でした。(クイックショットカバーやインナーケースの利用がお薦めです。)
ThinkPad 8の上側面にはインターフェースはありません。近くにはThinkPadロゴ(電源ON時に赤色LEDが点灯)とカメラがあります。
ThinkPad 8の右側面には、Micro HDMI出力ポート、SIM/microSDメモリスロットがあります。(今のところ日本国内の一般販売モデルはLTE通信モジュール非対応のようです。)
Micro HDMI出力ポートは変換ケーブルを持参していけば客先等でのプロジェクター、大画面テレビ等でのプレゼンに使えます。ThinkPad 8 にはMicrosoft Office 2013プリインストールモデルも用意されているのでビジネス・シーンでしっかりと仕事ができます。
ThinkPad 8のSIM/microSDメモリスロットカバーを開けたところです。なお、このスロットカバーを開けたところの内部基板に製品番号(TYPE No.)と製造番号(SN)がプリントされたシールが添付されています。
ThinkPad 8の左側面には、パワーボタン、リセットボタン、ボリュームボタン、Micro USB3.0 x1があります。パワーボタンの初期設定は、動作時に押すとスリープになります。リセットボタンは非常用のようでピンで押すタイプです。ThinkPad 8はMicro USB3.0で電源供給(充電)します。スマホなどで一般に利用されているMicroUSBと形状が違うので要注意です。別途購入しようとするとMicroUSBと比べると少し入手しにくいので、出張などの際は忘れないようにしたいです。
ThinkPad 8 のバッテリー駆動時間 約8時間(カタログ値)となっていて、客先訪問したり、通勤の際に使ったりする分にはバッテリー残量は持ちました。常時フル動作させる場合には足りなくなるかもしれません。
ThinkPad 8の下側面の中央にはマイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックがあります。ThinkPadシリーズではおなじみですね。音楽を楽しむには向いていませんが3.5mm 1ポートで両用できるのでヘッドセットをつないで、ビデオ会議をすれば周囲に大音量の騒音をまき散らすことなく対応できます。内蔵マイクはエコー・キャンセリング機能搭載でスピーカーとカメラも内蔵しているのでThinkPad 8本体のみでビデオ会議に参加可能です。
ThinkPad 8 裏面です。角はしっかりと丸みがあり、周辺部分も曲線になっています。
持ちやすさと汚れにくくなっている点がGoodです。
ThinkPad 8の背面カメラは800万画素でフラッシュも内蔵しています。照明が足りないところでもフラッシュで結構明るく撮れました。ただ、最近の一眼レフ、コンデジは高解像度・高機能化しているのでそれに比べると物足りないです。
動作中はThinkPad ロゴの「i」の赤色LEDが点灯する、ThinkPad愛のある機体です。
ThinkPad 8 ACアダプターはごく一般的になったUSBポートを持ったタイプ、ただしケーブルはUSB 3.0ケーブなので外付けポータブルHDDなどで採用されている形状で一般的なスマホとは異なります。ケーブルもやや太いです。
■ThinkPad 8 レビューのまとめ
・タフ&コンパクトな機体で質感、機動性がとても良い
・他の8型タブレットを超えるWUXGA 1980×1200の高解像度の優位性がある
・タブレットとモバイルPCの2台持ちから解放させてくれるWindows環境ができる
・ThinkPad 8と相性抜群の純正オプションが用意されている
・次期ThinkPad 8にはカメラの高解像度化とNFC、LTE標準搭載を期待したい
■ThinkPad 8 オススメ周辺機器
・ThinkPad 8 クイックショット・カバー (4X80E53053)
・ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード - 日本語 (0B47181)
■ThinkPad 8製品情報
・製品ページ
ThinkPad 8
http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/thinkpad/thinkpad-8/
・スペック
インテル Atom プロセッサー Z3770、インテル Atomプロセッサー Z3795搭載やフラッシュメモリ容量(64/128GB)による違いがあります。詳細は下記のスペックシートでご確認ください。
製品カタログ
旧URL https://www.lenovo.com/jp/ja/catalog/
ThinkPad 8 発表月、製品名 (型番) 製品仕様書(スペック)
2015年6月16日 ThinkPad 8 (20BNS01000)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2015/tp8_cf_0616.html
2015年3月3日 ThinkPad 8 (20BQS04400)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2015/tp8_rt_0303.html
2014年7月15日 ThinkPad 8 (20BN003NJP/20BN003XJP/20BN0040JP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0715.html
2014年2月18日 ThinkPad 8 (20BNA000JP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0218.html
2014年1月28日 ThinkPad 8 (20BN001RJP/20BN002DJP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0128.html
デスクトップPCや中〜上位グレードのノートPCで主流の1920×1080解像度の上を行くWUXGA 1920×1200の高解像度です。IPSパネル採用で視認性は極めて良好、デスクトップ環境と同様に使えます。VPN+Windows リモートデスクトップで会社あるいは自宅PCへ接続すれば、いつでもどこでも同じ環境で使えるようにできますね。
ThinkPad 8 は片手でつかめる最大サイズを目安に設計されているようです。ケースは金属製なのでタフ、質感も優れています。質量は約430g、本体寸法は約224.3x132x8.8mmです。
画面の黒フチのサイズは 上側 22mm、左右 10mm、下側 24mm (実測)です。
少し上下のフチが大きいかなと思っていたのですが、実用するうえではこれくらい持つ部分が空いていないとタッチして誤操作してしまうので、使ってみて納得のデザインでした。フチの上側にはカメラが内蔵されており、下側にはタッチ式のウィンドウズホームボタン(Windowsボタン)があります。
Windows 8のスタートのタイルは賛否両論というか既存のPCユーザーは否定的な感想を持ちましたが、ThinkPad 8ユーザーにとっては賛成になると思います。ちょっとした待ち時間に片手で持ちながら操作するような場合には、このUIデザインが使いやすいです。メールチェックやネットで情報収集したり、地図や経路確認に大活躍です。
8.3インチ高画質IPS液晶(縦横比16:10)、解像度 WUXGA(1,920×1,200)はデスクトップも広いです。予定のキャンセルなどでスケジュールが空いてしまったときに、出先で仕事するのにも動画(特に映画)を見てリラックスするのにもいいです。ThinkPad 8にすれば、タブレットとモバイルPCの2台持ちから解放させてくれるWindows環境が得られます。
Bluetooth v4.0対応で、ワイヤレスのキーボードやマウスが使えるので、初期セットアップの際に環境構築するのに役立つばかりか、モバイルPC代わりにもなります。
マルチタッチパネル(10点) 対応のタッチスクリーンは視差も少なくタッチは良好ですが、タッチを想定していないモバイルフレンドリーじゃないWebページの近接したリンクを指先でクリックするのは至難の業です。スマホ&タブレット対応のWebサイトでも、Windowsを利用しているためか自動切替にはならない点は注意です。私の場合は先がゴム製のタッチペンを利用しました。
ThinkPad 8 表面はフラットで「ソーダライムガラス」と比較して6倍の強度を持つ「ドラゴントレイルガラス」を採用しているので衝撃による破損や擦り傷に高い耐久性があります。保護フィルターも発売されていますが、私には不要でした。(クイックショットカバーやインナーケースの利用がお薦めです。)
ThinkPad 8の上側面にはインターフェースはありません。近くにはThinkPadロゴ(電源ON時に赤色LEDが点灯)とカメラがあります。
ThinkPad 8の右側面には、Micro HDMI出力ポート、SIM/microSDメモリスロットがあります。(今のところ日本国内の一般販売モデルはLTE通信モジュール非対応のようです。)
Micro HDMI出力ポートは変換ケーブルを持参していけば客先等でのプロジェクター、大画面テレビ等でのプレゼンに使えます。ThinkPad 8 にはMicrosoft Office 2013プリインストールモデルも用意されているのでビジネス・シーンでしっかりと仕事ができます。
ThinkPad 8のSIM/microSDメモリスロットカバーを開けたところです。なお、このスロットカバーを開けたところの内部基板に製品番号(TYPE No.)と製造番号(SN)がプリントされたシールが添付されています。
ThinkPad 8の左側面には、パワーボタン、リセットボタン、ボリュームボタン、Micro USB3.0 x1があります。パワーボタンの初期設定は、動作時に押すとスリープになります。リセットボタンは非常用のようでピンで押すタイプです。ThinkPad 8はMicro USB3.0で電源供給(充電)します。スマホなどで一般に利用されているMicroUSBと形状が違うので要注意です。別途購入しようとするとMicroUSBと比べると少し入手しにくいので、出張などの際は忘れないようにしたいです。
ThinkPad 8 のバッテリー駆動時間 約8時間(カタログ値)となっていて、客先訪問したり、通勤の際に使ったりする分にはバッテリー残量は持ちました。常時フル動作させる場合には足りなくなるかもしれません。
ThinkPad 8の下側面の中央にはマイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックがあります。ThinkPadシリーズではおなじみですね。音楽を楽しむには向いていませんが3.5mm 1ポートで両用できるのでヘッドセットをつないで、ビデオ会議をすれば周囲に大音量の騒音をまき散らすことなく対応できます。内蔵マイクはエコー・キャンセリング機能搭載でスピーカーとカメラも内蔵しているのでThinkPad 8本体のみでビデオ会議に参加可能です。
ThinkPad 8 裏面です。角はしっかりと丸みがあり、周辺部分も曲線になっています。
持ちやすさと汚れにくくなっている点がGoodです。
ThinkPad 8の背面カメラは800万画素でフラッシュも内蔵しています。照明が足りないところでもフラッシュで結構明るく撮れました。ただ、最近の一眼レフ、コンデジは高解像度・高機能化しているのでそれに比べると物足りないです。
動作中はThinkPad ロゴの「i」の赤色LEDが点灯する、ThinkPad愛のある機体です。
ThinkPad 8 ACアダプターはごく一般的になったUSBポートを持ったタイプ、ただしケーブルはUSB 3.0ケーブなので外付けポータブルHDDなどで採用されている形状で一般的なスマホとは異なります。ケーブルもやや太いです。
■ThinkPad 8 レビューのまとめ
・タフ&コンパクトな機体で質感、機動性がとても良い
・他の8型タブレットを超えるWUXGA 1980×1200の高解像度の優位性がある
・タブレットとモバイルPCの2台持ちから解放させてくれるWindows環境ができる
・ThinkPad 8と相性抜群の純正オプションが用意されている
・次期ThinkPad 8にはカメラの高解像度化とNFC、LTE標準搭載を期待したい
■ThinkPad 8 オススメ周辺機器
・ThinkPad 8 クイックショット・カバー (4X80E53053)
・ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード - 日本語 (0B47181)
■ThinkPad 8製品情報
・製品ページ
ThinkPad 8
http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/thinkpad/thinkpad-8/
・スペック
インテル Atom プロセッサー Z3770、インテル Atomプロセッサー Z3795搭載やフラッシュメモリ容量(64/128GB)による違いがあります。詳細は下記のスペックシートでご確認ください。
製品カタログ
旧URL https://www.lenovo.com/jp/ja/catalog/
ThinkPad 8 発表月、製品名 (型番) 製品仕様書(スペック)
2015年6月16日 ThinkPad 8 (20BNS01000)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2015/tp8_cf_0616.html
2015年3月3日 ThinkPad 8 (20BQS04400)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2015/tp8_rt_0303.html
2014年7月15日 ThinkPad 8 (20BN003NJP/20BN003XJP/20BN0040JP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0715.html
2014年2月18日 ThinkPad 8 (20BNA000JP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0218.html
2014年1月28日 ThinkPad 8 (20BN001RJP/20BN002DJP)
http://www.lenovo.com/jp/catalog/tablet/2014/think8_cf_0128.html
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